焼きそば大盛り、チルト角

競艇場で飯を食い、ビールを飲むと美味いかもしれないという、おっさんならではの好奇心に素直に従ってみた。なんせオート以外の公営ギャンブル場が自宅から電車で行ける範囲にあるし、とりわけ尼崎センタープールという謎のプールは、自転車でも行けちゃう距離感。

すでに正午を周り、MAX空腹。

食べ物の値段に比べると、アルコールがかなり割高。これはもしや、舟券が外れまくってやけくそで飲み倒すことを阻止するための策かなと。

卵入り焼きそばが、自分の滑舌の悪さにより、「大盛り焼きそば」に変換してサーブされた。ゴネるのもカッコ悪いので、黙って受け取ると、その重量感に圧倒されてしまった。これは大盛りではなくメガ盛りだな。味は、見ての通り全ての麺という麺にラードがまとわりついてて、その重さに一口食べるたびに地面に体がめり込んでいきそうな。

半分でギブ。

他にもおかず的な何かがあったり

やたら「肉推し」なメニューがあったり。けど、現場のおっちゃんたちはオッズの液晶画面から片時も目を離さず、全自動ロボットのように皿と口の間に箸を往復させてた。

肝心の舟券は買わずに、4レースほど予想を立てて見た。スタート前には、軽く一周してその日の調子を見せてくれるんだが、「全然わからん」。選手のその日のチルト角(水面に対してエンジンを取り付ける角度)も放送してたり、交換した部品やら情報細かすぎ。

それが予想に直結するとはトーテー思えない。

エンジンで動く乗り物は好きなので、自分の胸の中にくすぶってるボートへの思いは何色なのか知りたかったが、ついにその箱をこじ開けることができず。

ではなぜか?

かっこよくないからだ「船」が。

ぺちゃんこの板のような船体は、デザインを凝ることもできず。選手の名前を漢字で書いた板を横に貼り付けるセンスも。

印象的なのは、舟券買った人は、ゴールまで見届けないことに衝撃を受けた。最後のコーナーを曲がるまでに勝負がついてしまうので、とっとと次のレースの予想のために建物の中へ撤収。

完璧なギャンブルやん。

たまに選手に手を振って応援してるおっちゃん見ると、ホットする。

で、肝心のビールは外のコンビニで買って、尼崎の街を、「あいみょんの家、どの辺かなー」と考えつつ歩きながら飲みました。

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2件のコメント

  1. 年金回収の場としての機能のほうが重要なので、だからアルコール類が総じて高めなのかも。

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